ニュートン力学
摩擦力
摩擦は接触面の相対運動に逆らいます。動摩擦力はおよそ μN と表されます。
机上の本は自然には滑りません。押すと机が抵抗力を及ぼします。摩擦力は接触面に平行な力で、滑り出す傾向または相対的な滑りに逆らいます。
定義: 静止摩擦と動摩擦
静止摩擦力は接線方向の力に応じて変化し、最大値 まで働きます。滑り始めた後の動摩擦力は と近似します。 は垂直抗力(N)、 は表面の組合せに依存する無次元係数です。通常 です。
摩擦力を決めるもの
水平面上で鉛直方向の加速度がなければ なので、動摩擦力は約 です。質量を増すと通常大きくなります。角度 の斜面では 、動摩擦力は です。摩擦は歩行を助けますが、発熱や摩耗も生じます。
例: 床上の箱を引く
の水平床を質量 の箱が滑っています。 として動摩擦力を求めましょう。
解答
より、 で、滑る向きと逆向きです。
静止摩擦力は滑り始める前から働き、限界 まで調整して水平方向の引く力とつり合います。、 の箱では最大 20 N なので、12 N で引いても滑りません。滑り始め、 なら動摩擦力は約 15 N です。
例: 静止摩擦と動摩擦の比較
静止摩擦の最大値が 18 N の箱を 8 N で引きます。箱は滑りますか。
解答
いいえ。静止摩擦力が 8 N に調整され、引く力とつり合います。
有用な摩擦を増やすため、タイヤや靴底に溝を設けて地面をつかみます。摩擦を減らすには軸受に潤滑油を使います。静止摩擦は足が滑らず地面を押すのを助け、滑り摩擦は接触面を加熱します。式 は多くの乾燥面での近似です。
クイックチェック
物体が静止している間、静止摩擦力の大きさはどう決まりますか。
水平面を滑る物体で、垂直抗力 N 一定のまま動摩擦係数が増えると摩擦力はどうなりますか。
参考文献
- Young, Freedman (2019). University Physics