ニュートン力学
運動エネルギー
質量 m、速さ v の物体の運動エネルギーは K = ½mv² で、合力の仕事がその変化をもたらします。
走行中の車は障害物に衝突するとエネルギーを伝えます。車が重い、または速いほど大きな変化を生じさせます。運動に伴うエネルギーが運動エネルギーです。
定義: 運動エネルギー
古典力学では、質量 、速さ の物体の運動エネルギーは (J)です。これは非負のスカラー量で、基準系に依存します。仕事と運動エネルギーの定理によれば、物体に働く全仕事は に等しくなります。
仕事による運動エネルギーの変化
合力が正の仕事をすると運動エネルギーは増え、負の仕事で減ります。静止状態から運動方向に仕事 を受けた物体の速さは です。速さが2倍なら運動エネルギーは4倍、質量が2倍なら同じ速さで2倍です。
例: 運動エネルギーの計算
質量 のボールが で動いています。運動エネルギーを求めましょう。
解答
です。
運動エネルギーは速さの二乗に比例するため、同じ質量なら 20 m/s からの制動で、10 m/s から制動する場合の 4 倍のエネルギーを散逸します。仕事と運動エネルギーの定理によれば、合力の仕事 150 J は運動エネルギーを 150 J 増やします。自転車が減速するとき、抵抗力の仕事は負です。運動エネルギーは基準系に依存し、路上の人と乗客では測る速度が異なります。
例: 自転車の運動エネルギー
自転車と乗員の質量の合計は 50 kg、速さは 6 m/s です。運動エネルギーを求めましょう。
解答
K=½mv²=½×50×6²=900 J です。
速さが二乗で効くため、小さく速い物体は、重くてもほとんど動かない物体より大きな運動エネルギーをもつことがあります。衝突の影響を比べるには質量と速さの両方が必要です。ブレーキは運動エネルギーを主に熱へ変えて取り除きます。
クイックチェック
質量一定で速さが2倍になると、運動エネルギーはどうなりますか。
物体への合力の仕事が負の場合、運動エネルギーはどうなりますか。
参考文献
- Young, Freedman (2019). University Physics