ニュートン力学
ニュートンの第1法則(慣性)
物体に働く合力がゼロなら、静止または等速直線運動を保ちます。
ボールは自ら運動状態を変えません。速さや向きを変えるには合力が必要です。
定義: 量とモデル
この法則は慣性系で成り立ちます。慣性とは速度を保とうとする性質で、質量が大きいほど速度を変えにくくなります。
モデルの読み方
物体に働く合力がゼロなら、静止または等速直線運動を保ちます。
例: 解答例
摩擦の小さい面上の台車は、ほぼ等速直線運動を続けます。摩擦が小さいため水平合力も小さく、速度を保つために押し続ける必要はありません。
解答
摩擦の小さい面上の台車は、ほぼ等速直線運動を続けます。摩擦が小さいため水平合力も小さく、速度を保つために押し続ける必要はありません。
慣性は速度を保とうとする性質で、物体を前へ押す力ではありません。バスが急停車すると乗客は運動を続けようとして前へ傾き、シートベルトが力を及ぼして速度を変えます。机上の本は重力と支持力がつり合い、合力はゼロです。合力ゼロでも個々の力が存在しないわけではありません。
例: 机の上の本に働く力
本に下向き 3 N、上向き 3 N の力が働きます。合力はいくらですか。
解答
ΣF=3−3=0 N です。静止を保つか、等速直線運動を続けます。
慣性の法則は慣性系で成り立ちます。日常では地面に固定した座標系を近似的に使えることが多いです。加速する車内で乗客が後ろへ押されるように感じるのは、身体が速度変化に抵抗するためです。運動を説明する前に基準系を定めます。
クイックチェック
この運動で正しい量または説明はどれですか。
この運動を正しく説明しているのはどれですか。
参考文献
- Young, Freedman (2019). University Physics
- Halliday, Resnick, Walker (2014). Fundamentals of Physics