Physic Labs

ジョージ・スムート

1945年頃に活動, 米国フロリダ州ユーコン

宇宙論と天体物理学
ノーベル物理学賞 2006

COBE衛星のDMR装置を率い、宇宙マイクロ波背景の非等方性——あらゆる宇宙構造の「種」——を発見したアメリカの天体物理学者。

スムートは1970年にMITで素粒子物理学の博士号を取得後、バークレーでLuis Alvarezの下宇宙論に転じた。衛星装置を提案する前にU-2偵察機でCMB双極子を測定した。

COBEのDMR(差動マイクロ波放射計)チームを率い、1992年にCMBの約30マイクロケルビンの温度揺らぎの地図を発表——後に銀河へ育った原始宇宙の「しわ」。彼は「神の顔を見た」と述べ(Stephen Hawkingは「世紀の発見」と呼んだ)。John Matherと2006年ノーベル賞を共同受賞した。

ノーベル賞受賞業績

CMBが完全に一様なら、重力は物質を銀河に「寄せ集める」ことはできない——初期宇宙はわずかに不均一でなければならなかった。だが地上・気球観測は疑わしいほど滑らかな空しか見ず、銀河系の運動による双極子は10⁻³で測定されていたのに対し、固有の非等方性はさらに数百倍小さかった。

スムートのDMR——銀河由来の汚れを差し引く3周波数チャンネル——は全天をマッピングし、ΔT/T~10⁻⁵の温度変動を発見、1992年4月に発表した。データはビッグバン+量子インフレーション「種」模型に正確に一致し、ほぼスケール不変なスペクトルを測定——宇宙構造形成の基礎となった。2006年ノーベル賞は「宇宙マイクロ波背景放射の黒体形状と非等方性の発見」を対象とした。

所属機関: カリフォルニア大学バークレー校

アメリカ合衆国

業績(ライブラリと連携)