ニュートン力学
放物運動
抵抗を無視した投射運動は、水平方向の等速運動と、重力加速度 g を受ける鉛直運動の合成です。
机から飛び出した玉は水平方向の速度を保ちながら、重力で下へ引かれます。そのため理想モデルでは軌道は放物線になります。
定義: 量とモデル
水平方向成分 v₀cosθ は一定、鉛直方向の初速度は v₀sinθ で、加速度は −g(上向きを正)です。抵抗を無視し g 一定とします。
モデルの読み方
抵抗を無視した投射運動は、水平方向の等速運動と、重力加速度 g を受ける鉛直運動の合成です。
例: 解答例
高さ 5 m から 4 m/s で水平投射します。g = 10 m/s² なら落下時間は √(2h/g) = 1 s、水平距離は 4 m です。
解答
高さ 5 m から 4 m/s で水平投射します。g = 10 m/s² なら落下時間は √(2h/g) = 1 s、水平距離は 4 m です。
初速度を 、 に分けます。抵抗を無視すると水平成分は一定で、鉛直成分は重力によって変化し、両方向の運動時間は共通です。高さ 20 m から 6 m/s で水平投射し、 とすると、落下時間は 2 s、水平距離は 12 m です。
例: 水平投射の到達距離
高さ 45 m から 8 m/s で水平投射します。g=10 m/s² として飛行時間と水平距離を求めましょう。
解答
t=√(2h/g)=3 s、x=vₓt=8×3=24 m です。
斜めに投げた物体の最高点では、鉛直速度は一瞬ゼロですが、水平速度は残っています。したがって頂点で物体が停止するわけではありません。放物線軌道は、重力一定で空気抵抗を無視できる場合のモデルです。
クイックチェック
この運動で正しい量または説明はどれですか。
この運動を正しく説明しているのはどれですか。
参考文献
- Young, Freedman (2019). University Physics
- Halliday, Resnick, Walker (2014). Fundamentals of Physics