素粒子物理学
ヒッグス粒子とヒッグス機構
ヒッグスポテンシャル を調べ、 で真空が非零の値 に移るのを見て、W・Z ボソンの質量生成と結びつけます。
器具
- 場とポテンシャルの 3D 投影キャンバス(回転可)
- スライダー「強度」(場の結合の強さ)
- スライダー「エネルギースケール」
- 「一時停止」「視点リセット」ボタン
手順
ポテンシャルの形を読む
3D ビューを回してポテンシャルを調べます。 では原点に一つの極小ですが、 では「メキシカンハット」型になり、極小が GeV の環を描きます。
パラメータを掃引する
強度とエネルギースケールのスライダーを動かし、真空期待値とボソン質量の応答を見ます。、 は v とともに増えますが、光子は質量ゼロのままです。
励起モードを解釈する
モデルを止め、環状ポテンシャル上の二つのモードを区別します。環に沿った振動はエネルギーを要さず(W・Z に吸収される質量なしゴールドストーンモード)、動径方向の振動は質量を持ちます — その動径励起が GeV のヒッグス粒子です。
シミュレーション
実験の歴史
1964年、三つのグループ — フランソワ・アングレールとロベール・ブロート、ピーター・ヒッグス、ジェラルド・グラルニック・カール・ハーゲン・トム・キブル — が独立に、対称性の自発的破れがゲージ不変性を損なわずにゲージボソンへ質量を与えうることを示しました。スティーブン・ワインバーグとアブドゥス・サラムは1967年にこの機構を電弱理論に組み込み、1983年に CERN で測定された W・Z 質量を予言しました。
2012年7月4日、大型ハドロン衝突型加速器の ATLAS・CMS 両実験は約125 GeV の新ボソンを発表し、その性質はヒッグスと一致しました。アングレールとヒッグスが2013年のノーベル賞を受賞(ブロートは2011年に死去)。自己結合を含むボソン結合の精密研究は現在も LHC の主要計画です。