オーエン・チェンバレン
1920–2006, アメリカ、カリフォルニア州サンフランシスコ, アメリカ、カリフォルニア州バークレー
素粒子物理学
ノーベル物理学賞 1959ベバトロンで反陽子を発見したチームの中核メンバーであり、1959年にノーベル物理学賞を受賞したアメリカの物理学者。
サンフランシスコに生まれたチェンバレンはダートマスで学んだ後、アーネスト・ローレンスのもとでバークレーの大学院に進んだ。戦争で学業が中断され、1943年にロスアラモスのマンハッタン計画に加わり、爆弾の心臓部組み立てに携わった。
1949年にエンリコ・フェルミの指導のもとシカゴ大学で博士号を取得してバークレーに戻り、エミリオ・セグレ率いる1955年の反陽子発見チームに参加した。後に同グループは反中性子の生成も観測した。ベトナム戦争反対の請願に署名するなど、平和運動家としても知られた。
ノーベル賞受賞業績
チェンバレンは、1955年に6 GeV陽子を銅標的に衝突させて生成する反陽子を探したベバトロンのチーム——セグレ、チェンバレン、クライド・ウィーガンド、トーマス・イプシランティス——の中核メンバーだった。彼は速度選択型検出システムの設計に中心的役割を果たした。飛行時間を測る二つのシンチレーション計数器と、予想される反陽子の速度域の粒子にのみ感応する微分チェレンコフ検出器の組み合わせである。
この配置により各粒子の速度と質量を同時に決定でき、通過する負粒子が正確に陽子の質量を持ち、混入する負カイ中間子やパイ中間子ではないことが証明された。1955年にPhysical Reviewで発表された反陽子の発見は、ディラック理論の予言する反バリオンの存在を確認した。
所属機関: カリフォルニア大学バークレー校, ロスアラモス国立研究所
アメリカ合衆国
