Martin Lewis Perl
1927–2014, アメリカ、ニューヨーク州ニューヨーク市, アメリカ、カリフォルニア州パロアルト
素粒子物理学
ノーベル物理学賞 1995アメリカの物理学者。第3世代レプトンの最初のメンバーであるタウレプトンの発見により、1995年ノーベル物理学賞を共同受賞した。
ブルックリンでユダヤ人移民の家庭に生まれ、化学工学を学んだ後、1955年にコロンビア大学でイジドール・ラービのもと物理学の博士号を取得。1963年にSLACに入り、SPEAR電子–陽電子衝突器での実験を設計。1975年に異常なe–μ事象 — エネルギーが欠損した電子とミューオンの対 — を発見。これは重い新しいレプトン、タウ(τ)の崩壊によるものだった。タウは物質の第3世代全体の存在を意味し、後にボトムクォーク(1977)とタウニュートリノ(2000)で確認された。
ノーベル賞受賞業績
1974–1975年、SPEARのMark I検出器を運用するSLAC–LBL共同グループは、他に何も検出されない e⁺e⁻ → e⁺μ⁻(および e⁻μ⁺)事象を観測した — 既知の2レプトン物理学では不可能な現象。パールはこれを、対生成された重レプトン τ⁺τ⁻ の逐次崩壊と認識し、各タウは電子またはミューオンとニュートリノに崩壊する。
1975年 Physical Review Letters に発表(『Evidence for Anomalous Lepton Production…』)されたタウの発見は、レプトンもクォークと同様に世代として繰り返すことを示し、標準模型における物質粒子の3世代像を完成させた。
所属機関: SLAC国立加速器研究所, スタンフォード大学
アメリカ合衆国
