光学
眼と光学機器
眼は網膜上に倒立・縮小した実像を作り、水晶体の曲率を変えて異なる距離に焦点を合わせます。ルーペ・顕微鏡・望遠鏡はレンズ系で細部や遠方を観察します。
眼は網膜上に倒立・縮小した実像を作り、水晶体の曲率を変えて異なる距離に焦点を合わせます。ルーペ・顕微鏡・望遠鏡はレンズ系で細部や遠方を観察します。
定義: 基本概念
調節は水晶体の曲率を変えて網膜に焦点を合わせることです。無限遠像で目を緩めたルーペの角倍率はおよそ G=D/f。D は標準近点、f は焦点距離です。
応用と計算
例: 例題
焦点距離5 cmのルーペを使います。標準近点 D=25 cm として、目を緩めたときの角倍率を求めなさい。
解答
G≈D/f=25/5=5 より、角倍率は約5です。
クイックチェック
目は水晶体の曲率を変えて調節し、実像を網膜上に結びます。遠くを見るときは水晶体が薄くなり、近くを見るときは毛様体筋によって厚くなって屈折力が増します。近視では遠方の物体の像が網膜の手前にできるため、凹レンズで矯正します。遠視は一般に凸レンズで焦点を網膜へ移します。虫眼鏡は物体を焦点内に置く凸レンズで、拡大虚像を作ります。顕微鏡は対物レンズと接眼レンズで角倍率を高めます。実際の光学系では像がぼけたり歪んだりすることがあり、開口、レンズ品質、調整状態が鮮明さに影響します。
屈折望遠鏡は焦点距離の長い対物レンズで遠方の実像を作り、焦点距離の短い接眼レンズで大きな角度から観察します。目をリラックスさせたときの角倍率は概ね です。これは見かけの角度を拡大するのであり、物体自体を大きくするのではありません。カメラも撮像素子上に実像を作り、焦点合わせでは像面が素子と一致するようレンズを動かします。
水晶体が曲率を変えるのはなぜですか。
f=5 cm のルーペを目を緩めて使い、D=25 cm とします。角倍率はいくらですか。
参考文献
- Young, Freedman (2019). University Physics