振動と波動
力学的波動の干渉
コヒーレントな波の重ね合わせにより、強め合い・弱め合いの安定した領域が生じます。同位相の二つの波源では経路差が干渉縞を決めます。
二つの小石を同時に水面へ落とすと円形波が出会います。山と山が重なる場所では振幅が大きく、山と谷では打ち消し合います。
定義: 干渉条件
コヒーレントな波源は同じ周波数で、位相差が一定です。同位相の波源では、極大は 、極小は ( は整数)です。初期位相差があれば条件は変わります。
極大と極小の縞
経路差が一定の軌跡は平面上の双曲線です。垂直二等分線上では なので、同位相の波源は中央に極大を作ります。合成振幅は位置で変わりますが、節でエネルギーが消えるのではなく再分配されます。
例: 例題
同位相の二つの波源の間隔は0.30 m、波長は m です。経路差が0.20 mの点Pは極大・極小のどちらですか。
解答
は整数なので、Pは極大です。
クイックチェック
安定した干渉縞には同じ振動数で位相差が一定の波源が必要です。各波の振幅が等しい場合、極大で合成振幅は各波の2倍です。強度は振幅の二乗に比例するため、理想的には単独波源の4倍になります。極小では逆位相の振動が打ち消し合います。
モデルを適用する際は、一定に保つ量を明確にし、適切な基準系を選びます。数値に単位を添えると、物理量の取り違えや測定値と予測値の混同を防げます。計算後は次元、符号、極限の場合を確認し、小振動・一様媒質・抵抗無視などの仮定と結果が整合するか確かめます。現実の条件が仮定と異なる場合は、式を機械的に使わず、その差を説明しましょう。
関係式の物理的な確認には、平衡位置、最大変位、1周期、相対運動がない場合などの特別な条件を代入します。量がゼロまたは極値になることが多く、符号の誤りや周期と振動数の混同を見つけやすくなります。実験を比較するときは一度に一条件だけを変え、結果が変わる原因を明確にします。
同位相の二つの波源で、 の点はどの縞ですか。
安定した干渉縞に必要な条件は何ですか。
参考文献
- Young, Freedman (2019). University Physics