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物性物理学

黒体放射とプランクの法則

温度を変えてプランクの黒体放射スペクトルを調べます。ウィーンの変位則 λmaxT=b\lambda_{max}T = b によるピーク移動と、シュテファン・ボルツマン則 P=σT4P = \sigma T^4 による全放射パワーを確かめます。

大学

器具

  • 周波数/波長に対するプランクスペクトルのグラフ
  • 振動モードを持つ仮想放射空洞
  • 温度・密度/周波数・モード数のスライダー

手順

  1. 温度によるスペクトル変化を観察

    「温度」スライダーを低から高へ動かし、図1のスペクトルと図2の空洞モードを追います。温度の読み値を確認し、T が上がるとピークが高周波側へ移り振幅が急増することを観察します。

  2. ウィーンの変位則を確認

    2つの温度でピーク位置 λmax\lambda_{max}(または νmax\nu_{max})を推定し、λmaxT=b≈2.898×10−3\lambda_{max}T = b \approx 2.898\times10^{-3} m·K を確認します。T を2倍にするとピーク波長は半分。読み取り・グラフからデータ対を記録します。

  3. T⁴ と古典極限を確認

    2つの温度でスペクトル下の面積(全輝度)を比べます。比はシュテファン・ボルツマン則 P=σT4P = \sigma T^4 によりほぼ (T2/T1)4(T_2/T_1)^4。「モード数」「密度」を変え、高周波裾が e−hν/kBTe^{-h\nu/k_BT} で切れるのを確認します —— レイリー・ジーンズが回避できなかった「紫外破綻」そのものです。

シミュレーション

実験の歴史

19世紀末、ベルリンのPTRで測定された黒体スペクトルは、レイリー・ジーンズ則が低周波で合うが高周波で発散する(「紫外破綻」)一方、ウィーンの式は逆側で合うことを示しました。1900年10月14日、マックス・プランクは両領域に合う内挿式を投稿。12月14日には、その導出にエネルギーが E=hνE = h\nu の束でやり取りされるという仮説が要ることを発表しました —— 量子論の誕生日です。 アインシュタイン(1905年)は光量子で光電効果を説明し量子を前進させました。プランク則は後に驚異的な精度で検証されました。COBE/FIRAS が測定した宇宙背景放射のスペクトル(1989〜92年)は2.725 Kの黒体に一致 —— 自然界で測られた最も完全な黒体曲線です。

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