エリック・コーネル
1961年頃に活動, 米国カリフォルニア州パロアルト
量子力学物性物理学
ノーベル物理学賞 20011995年にアルカリ原子気体中で初のボーズ・アインシュタイン凝縮体を共同実現したアメリカの物理学者。
コーネルはスタンフォードで学び、1990年にMITでDave Pritchardの下、イオントラップと冷却原子の研究で博士号を取得。1992年にコロラド大学とNISTの共同研究所JILA(ボルダー)に加わった。
1995年6月5日、Carl Wiemanとのグループはルビジウム87原子蒸気を約170ナノケルビンまで冷却し、原子物質中で初のボーズ・アインシュタイン凝縮体を実現した。Wieman、Ketterleとともに2001年ノーベル物理学賞を受賞し、その後も極低温物理、集団励起、精密測定の研究を続けている。
ノーベル賞受賞業績
1995年、コーネルとCarl WiemanはJILAで、レーザー冷却とTOP磁気トラップ内の蒸発冷却を組み合わせ、約2000個のルビジウム87原子を200ナノケルビン以下まで冷却した。臨界温度以下で原子の大部分が最低量子状態に落ち込み——ボーズ・アインシュタイン凝縮体——1924–25年にEinsteinが予言しつつ直接観測されたことのなかった物質状態が実現した。
速度分布像は、熱的背景から凝縮体の鋭いピークが立ち上がる、巨視的量子相転移の典型的な特徴を示した。同年KetterleのMITグループははるかに多い原子数でナトリウムの凝縮を達成し、二つの凝縮体間の干渉——物質波「アトムレーザー」——の実証を可能にした。2001年ノーベル賞は三者を「希薄なアルカリ原子気体中でのボーズ・アインシュタイン凝縮の達成」で称えた。
所属機関: JILA/コロラド大学ボルダー校
アメリカ合衆国