宇宙論と天体物理学
暗黒エネルギーと加速膨張
模式図のスケール因子 を使い、平坦な CDM モデルで物質割合 が宇宙膨張の履歴をどう変えるかを見ます。ここで 、 です。
器具
- 模式図の膨張履歴グラフ $a(t)$
- スライダー「物質割合 Ωₘ」
- 「視点」コントロールとドラッグ可能なキャンバス
- 一時停止ボタン
手順
膨張曲線を読む
既定の から始めて、 の曲線を過去から現在まで追います。 の傾きが膨張率です。物質優勢期は 、暗黒エネルギーは後期に準指数的な急成長をもたらします。
物質割合を変えてみる
スライダーを上下に動かします。モデルは平坦なので が自動調整されます。 が 1 に近いと曲線は減速し続け、小さいと上に反り、 による加速膨張の特徴が現れます。
宇宙モデルを比較する
(物質のみ)と 0.3 程度の小さい値(現在の推定に近い)を設定し、二つの場合で の未来がどう違うか述べます。加速を負の圧力を持つ成分 と結びつけましょう。
シミュレーション
実験の歴史
1998年、遠方のIa型超新星を調べた二つのチーム — Adam Riess と Brian Schmidt が率いる High-z 超新星探索チームと、Saul Perlmutter が率いる超新星宇宙論プロジェクト — は宇宙の膨張が減速ではなく加速していると報告しました。この成果は2011年のノーベル賞を受け、アインシュタインの宇宙項を最も単純な「暗黒エネルギー」候補として復活させました。
独立した証拠も積み上がりました。WMAP(2003年)と Planck(2013年)による宇宙マイクロ波背景放射の測定は平坦な宇宙を支持し、大規模構造の成長は 、 の平坦モデルと一致します。暗黒エネルギーが真に定数か進化するかは未解決で、DESI や Euclid などの観測計画が追及しています。