Physic Labs

問題 3

波長 λ\lambda の光子が静止電子に散乱され、散乱後の光子は入射方向となす角が θ\theta である。波長変化 Δλ\Delta\lambda と反跳電子の運動エネルギーを求めよ。電子質量 mem_e、光速 cc、プランク定数 hh を用いる。 (a) エネルギー・運動量保存と電子の相対論的関係からコンプトン変化 Δλ\Delta\lambda を導け。(b) 光子のエネルギー損失を求め、電子の反跳運動エネルギーと等しいことを示せ。(c) 前方散乱 θ=0\theta=0 と後方散乱 θ=π\theta=\pi の極限を求め、反跳が最大となる角度を述べよ。 電子は初め静止し、光子は h/λh/\lambda の運動量をもつ。散乱後の電子には相対論的関係を用いる。 入射光子のエネルギーは hc/λhc/\lambda であり、散乱光子と反跳電子が全運動量を分け合う。波長変化と電子の運動エネルギーを求める。 前方散乱では波長変化がなく、後方散乱では最大となる。
θ=0:Δλ=0;θ=π:Δλ=2h/(mec)\theta=0:\Delta\lambda=0;\quad\theta=\pi:\Delta\lambda=2h/(m_ec)
problems.proof.analysis

θ=0\theta=0 では光子は曲がらず波長変化はゼロである。θ=π\theta=\pi では最大値 2h/(mec)2h/(m_ec) となり、電子へのエネルギー移行も正で反跳と整合する。