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オーエン・ウィランズ・リチャードソン

1879–1959, イングランド、ヨークシャー、デューズベリー, イングランド、ハンプシャー、オルトン

電磁気学物性物理学
ノーベル物理学賞 1928

熱電子放出に関する自身の名を冠する法則を発見したイギリスの物理学者。1928年にノーベル物理学賞を受賞した。

リチャードソンはヨークシャーのデューズベリーに生まれ、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジでJ・J・トムソンのもと物理学を学んだ。1906年に渡米してプリンストン大学物理学教授となり、熱電子放出の研究を完成させ、古典的著作 The Emission of Electricity from Hot Bodies(1916)を執筆した。

1914年に帰英し、キングス・カレッジ・ロンドンのホイートストン物理学教授職に就き、後に物理学研究主任を務めた。1939年にナイトの称号を受けた。加熱金属線から放出される電子に関する研究は、真空管や電子源の科学的基盤となった。

ノーベル賞受賞業績

1901年から1911年にかけて、リチャードソンは加熱金属線から放出される電流——エジソンらが観察しながら未解明だった熱電子現象——を研究した。電流は金属中の電子が表面のポテンシャル障壁を越えて「蒸発」することで生じることを示し、電流密度が絶対温度の二乗に比例し仕事関数Wに対し指数関数的に減少する法則 J = AT²e^(−W/kT) を確立した。

リチャードソンの法則は物質の仕事関数の測定を可能にし、放出の量子的機構を明らかにし、後にリチャードソン–ダッシュマン方程式へと精緻化された。この研究は真空管・陰極線管・あらゆる現代電子源の基盤となり、「熱電子現象に関する研究、特に自身の名を冠する法則の発見」により1928年ノーベル物理学賞を受賞した。

所属機関: プリンストン大学, キングス・カレッジ・ロンドン

イギリス

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