フランク・ウィルチェック
1951年頃に活動, 米国ニューヨーク州クイーンズ
素粒子物理学最先端の物理学
ノーベル物理学賞 200421歳で漸近的自由を共同発見したアメリカの理論物理学者。その後アクシオン、エニオン、「時間結晶」を開拓。
ウィルチェックはシカゴ大学で数学の学士号、1974年にプリンストンでDavid Grossの下物理学博士号を取得——漸近的自由の発見が彼の論文研究だった。UCSB、プリンストン、MITを経て現代最も創造的な理論家の一人となった。
QCD以外にも、暗黒物質の有力候補アクシオンの命名・発展、二次元における分数統計粒子エニオンの存在証明、「時間結晶」の提案がある。53歳で2004年ノーベル賞を受賞し、受賞歴のある科学啓蒙作家でもある。
ノーベル賞受賞業績
1972–73年にプリンストンで、ウィルチェックと指導教官David Grossは非アーベルYang–Mills理論のβ関数——結合のエネルギーによる「走行」を測る量——を計算した。四次元場の理論で唯一の結果:βが負。色を持つグルーオンが自己相互作用し真空が「反遮蔽」を起こすためである。
帰結として、短距離ではクォークはほぼ自由(SLACデータを説明)、長距離では力が閉じ込めるほど強まる。論文「Ultraviolet Behavior of Non-Abelian Gauge Theories」(1973年)とPolitzerの独立論文はQCDを確立し、ゲージ理論を標準模型の柱に据えた。2004年ノーベル賞は「強い相互作用の理論における漸近的自由の発見」を対象とした。
所属機関: マサチューセッツ工科大学(MIT)
アメリカ合衆国
