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振動と波動

単振動の基礎

位相円を通じて単振動を調べます。x(t)=Acos⁡(ωt+φ)x(t) = A\cos(\omega t + \varphi)、vmax⁡=Aωv_{\max} = A\omega、a(t)=−ω2x(t)a(t) = -\omega^2 x(t) ——加速度は常に変位と逆向きで比例する――を確かめます。

高等学校

器具

  • 等速回転点とその変位射影を持つ3D位相円
  • 振幅 A と周波数 f のスライダー
  • 初期位相 φ のスライダー
  • x、v、a の時間グラフと一時停止ボタン

手順

  1. 位相円と変位グラフを読む

    シミュレーションを実行します。赤い点が円上を等速回転し、その軸への射影が変位 x=Acos⁡(ωt+φ)x = A\cos(\omega t + \varphi) です。点が円の頂上にあるとき一時停止します。射影は端にあり、v=0v = 0、aa は符号反対で最大です。

  2. A と f を変える

    f を固定して振幅 A を上げます。x(t) 曲線は高くなり周期は変わりません。f を上げると波が縮み、vmax⁡=Aωv_{\max} = A\omega は両方に比例して増えます。ω=2πf\omega = 2\pi f として vmax⁡v_{\max} の表示を AωA\omega と照合します。

  3. 初期位相をずらす

    φ スライダーを動かします。x(t) の波形全体が時間方向にずれますが周期と振幅は変わりません。φ は時刻の起点を決めるだけです。φ = π/2 を試します。t = 0 で物体は最大速度で平衡点を通過します。実行前に v(0) の符号を予測しましょう。

シミュレーション

実験の歴史

単振動の概念はホイヘンスの振り子力学(『振り子時計』1673)とブルック・テイラーの弦振動解析(1713、基本モードが正弦関数で振動すると証明)から生まれました。ダランベールの波動方程式(1747)とフーリエの「あらゆる周期運動は正弦波の和に分解できる」(1822)が現代的な「モード」像の基盤です。 等速円運動を直径に射影して単振動を作る幾何学的手法は、フレネルが光振動を合成した「参照円」(1817)と結びつきます。今日、安定平衡近傍のあらゆる系は一次近似で単振動として扱われます。

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