バートン・リヒター
1931–2018, 米国ニューヨーク州ブルックリン, 米国カリフォルニア州パロアルト
素粒子物理学
ノーベル物理学賞 1976アメリカの実験物理学者。SLAC に SPEAR 衝突型加速器を建設し、チャームクォークの最初の証拠である J/ψ 粒子を共同発見した。
MIT で学びスタンフォードに移って電子加速器に取り組んだ Richter は、構想が不人気だった時期に電子-陽電子蓄積リングを推し進め、1972年に SPEAR を建設した。1974年11月10日、彼のチームは3.1 GeV に見事に細い共鳴を発見——ブルックヘブンの Ting グループも同時に観測——「11月革命」と呼ばれるこの出来事は、クォークが物質の実在の構成要素であることを確立した。後に SLAC 所長を務め、超伝導超大型加速器を提唱した。
ノーベル賞受賞業績
Richter の1976年ノーベル賞は「新しい種類の重い素粒子」——J/ψ 中間子——の発見を称えた。SLAC で彼が設計した電子-陽電子衝突型加速器 SPEAR で、彼のグループは1974年11月に3.1 GeV の極めて細い共鳴を記録した。既知のハドロンより桁違いに長寿命だった。
この粒子は新しいクォーク・チャームとその反クォークの束縛状態と判明し、そのスペクトル(チャーモニウム)は強い相互作用の「水素原子」としてクォーク模型と QCD を検証した。この発見は標準模型のクォーク世代の急速な受容を促した。
所属機関: スタンフォード線形加速器センター(SLAC)
アメリカ合衆国
